お茶にまつわることわざや言葉
皆さんは「お茶」のにまつわる言葉やことわざをご存知でしょうか。
実は調べてみると結構あるんです。
今回は、日本人が大好きなお茶にまつわることわざや言葉について紹介していきます。
朝茶に別れるな
これは「お茶は体に良いので毎朝飲もう」という意味。
朝、お茶を飲むことは、一日の災いから守ってくれるという意味もあります。
似たようなことわざでは、「朝茶は七里帰っても飲め」「朝茶は福が増す」というものも。
朝、お茶を飲むことはとても重要と考えていました。
実際に毎日緑茶を飲むとどうなるのでしょうか?
緑茶をよく飲む人は、心血管疾患と脳卒中のリスクが低く、健康的な生活をより長く続けられるという、中国の大規模研究の結果が発表されています。
緑茶を週に3回以上飲む習慣が、心血管疾患の予防につながり、健康的な生活をより長く続けられるという。
緑茶は日本を含む東アジアでもっともよく飲まれているお茶なので、皆さん健康に気をつけているんですね。
また緑茶などのお茶にはカテキンが含まれています。
そのため、お茶を飲むことでインフルエンザなどの感染症や風邪を予防する効果が期待できます。
さらにカテキンには、免疫細胞を活性化する効果もあるとされているため、免疫力を上げるはたらきが期待されているのです。
カテキンが含まれているお茶を飲んで、感染症や風邪予防を心がけましょう。
お茶を濁す
この「濁す」は「曖味にする」という意味。一時しのぎにその場を取り繕うことです。
茶の湯の作法を知らない者が、抹茶を適当にかき回し、それらしくお茶を濁らせてその場をごまかすことから出た言葉といわれています。
茶の湯の作法は慣れないと、なかなか難しいものですよね。
皆さんも一度は「お茶を濁す」経験があるのではないでしょうか。
また以上の朝茶に別れるな、お茶を濁すなどは茶道から生まれたことわざでもあります。
その他にも
お茶の子さいさい
「お茶の子さいさい」の「お茶の子」とは、茶菓子のことであり、簡単に食べられることから、物事を簡単に片づける時のたとえに使われます。
宵越しのお茶は飲むな
お茶を淹れたあと一晩そのまま急須に入れっぱなしにしたものは飲むな、という意味のことわざです。
お茶は生もの、特に暑い季節は急須の中で傷んでしまいます。
そのままにせず茶葉は他に活用しましょうという意味です。
「茶番」「お茶目」「滅茶苦茶」「茶々をいれる」「茶柱が立つ」など。
お茶にまつわることわざや言葉はほかにもたくさんあり、私たちは意識もせず日常茶飯事に使用しています。
これも日本人の生活の一部としてお茶が馴染んでいる証拠なのですね。
今年も新茶の季節です。一番茶はアミノ酸の多くリラックス効果も高いといわれます。
皆様もおうちでリラックスしてお茶の時間をお楽しみください。