茶道のお稽古で大切なこと!withコロナの生活でも心豊かに♪
お茶のお稽古をはじめようと思ったとき
近所にお茶教室があったから。友達に誘われて。
みなさん、それぞれの切っ掛けでお茶のお稽古を始められます。
しかしせっかく自分のためになるお稽古をしているのに○○流や○○点前、抹茶?煎茶?ご自身の免状資格などあまりよくわかっていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、お茶のお稽古に通って、自分は何を身につけたいのか、どういう姿をイメージするのか、自分の頭を整理しておくことをお勧めします。
なんとなく漠然とお稽古を始めたという方も、今からでも遅くはありません。
茶道を学んでどういう自分になりたいのか、何を知りたいのか、考えるところから始めてみましょう。
- ・来客時に美しい振る舞いで美味しいお茶を出したい。
- ・日常とは違った空間でリフレッシュしたい。
- ・海外の方に日本の茶文化・おもてなし文化を紹介したい。
- ・とにかく日本茶や着物が好きだから、もっと知りたい。
- ・日本茶を通して、さまざまな日本の文化・和の知識を深めたい。
ただなんとなく。というのも、それはあなたにとって稽古場が心地よい環境であるという一つの答えでしょう。
お稽古の目的はそれぞれですが、小さなことでも良いので自分の中に、目的意識を持つことが大切です。
- ・毎回少しずつお点前を覚える。
- ・前回と同じ間違いをしないようにすること。
- ・毎回ご挨拶は丁寧に心がけよう。
- ・毎回の和菓子や花については覚えていこう。
と、簡単なことからでいいのです。それだけで、お茶のお稽古がさらに充実したものとなるでしょう。
守・破・離という言葉があります。
日本の文化 「道」は型が大切です。
手順や所作は何回も何回も型を覚えて、ようやく実生活で活かすことが出来ます。
あるとき自然と振る舞えるようになっているのです。その時に自分自身を見つめ直すと、新たな自分に気付くことができます。それが守破離。
ですから、「道」という字のつく稽古事は「1か月で身につく」、「3か月でコミットします」などはいいません。
なぜなら、自分の内面を磨き続けることが和文化の「道」なのです。
磨き続けると自分で気づくときがあるのです。それが何か月後なのかを約束できるものではありませんが、あなたがはっきりとした目的をもってお稽古していればその気づきが明確にわかるでしょう。
人との接触回避・非接触型○○だからこそ、大切なこと!
茶道のお稽古で磨くのは点前や振る舞いのように目に見えるものではなく、大切なのは自分自身の心磨きなのです。そのため、「敷居が高い?」などと言われることもありますが、お稽古で学ぶ知識や考え方はあなたの人生をより豊かにしてくれるでしょう。
オンラインでも伝わるあなたの誠実さや信頼感
withコロナにおいて非接触型○○という新生活基準となり、オンラインの機会が増え、今までのように簡単に人と触れ合うことも出来なくなります。
人と人との距離を開けなければならない時代となりますが、その分互いを結びつける心の交流が大切となります。
ですから今まで以上に相手を思う心配りを忘れずに、丁寧な言葉遣いや振る舞いが大切になります。そして、あなたが得意とするものを身に付けられるように目的意識をもって、茶道で自分自身の心磨きをされることをお勧めします。