小笠原流煎茶道青峰会とは、小笠原流煎茶道の青年会員(各支部からの推薦)また 青峰会の目的に同意する方で構成されています。
青峰会会員相互の親睦を図るとともに、煎茶道文化の普及を目的としています。
@ 青峰会会員同士の交流の場を持つこと
A 青峰会会員主催のお茶会、イベント等を開催すること
B 青峰会会員の教授活動の推進
小笠原流煎茶道 青峰会事務局
兵庫県芦屋市東山町12-2
TEL :0797-22-5405 FAX :0797-22-7532
seihoukai@ogasawararyuu.or.jp |
小学校の授業補佐 | 大学での野点煎茶会 |
春風の宴茶会(大学卒業記念) | 秋の夕べ茶会(黄檗山万福寺) |
A1. 煎茶道には「和敬清閑」という言葉があります。和を悟り、尊敬と信頼を深め、常に公平で、誠意に満ちた清い心と、肉体的にも精神的にもゆとりをもつことです。
A2. 確かに急須に茶葉を入れ、お湯を注げばお茶は飲めます。旅先で湯呑みにティーバックを入れてポットからお湯を注ぐ時だってあります。今の時代、どこででもペットボトルのお茶を買うこともできます。簡単に喉を潤したり、カテキン等の茶の成分をとるという事だけなら、これで充分かもしれませんが、心を込めて淹れたお茶には、たくさんの感謝の気持ちが詰まっています。それを感じることが大事なことと思います。
お点前は、道具立てを揃え、一定の手順や作法を守ることがいつも同じ条件でお茶を淹れることにもなり、とても合理的に考えられています。
単に喉の乾きを潤すだけでなく、心までも潤したいときには心を込めたお茶を淹れたいものです。
A3. お点前が変われば道具立ても変わり、所作も変わります。
はじめは単に形式的な手順でお点前をしていた人が稽古を重ねて行くと、形式は形式でなくなり、流れるように手順が進んでいきます。それはお客さまから見ても自然で美しい動きに変わり、そのお点前の特徴的な部分も見えてきます。色々なお点前をすることによって、そのような変化も楽しむことができます。お点前を見てお客様もきっと何かを感じて頂けることでしょう。
A4. 煎茶道の奥義とは美味しいお茶(味覚)をいただくことのみならず、調和に満ちて静寂な(聴覚)環境そのものを楽しむことにもあります。茶室の構成、茶具の取り合わせや形状、色彩等の調和(視覚)も楽しみます。床の盛り花やお香(嗅覚)も季節折々により変えられ、五感全体で茶席を味わいます。
それらの調和によって、お客さまを楽しませる事に招く側(亭主、茗主)は心を配り、そしてその心遣いをお客様は感じ取ります。そう言う心映えの調和を楽しむ中で癒しの時間に身を置くことが奥義かもしれません。
A5. やはり、日本茶葉の最高級である玉露の点前を基本としています。他に煎茶、焙じ茶(ほうじ茶)、桜湯やあられ湯等の香煎茶(こうせんちゃ)や冷茶などもあります。使う道具では、丸盆、角盆、葉盆、茶具台、茶布敷、茶櫃、家元好みの棚など様々な形の道具があります。
A6. お点前のお稽古はもちろんのこと、挨拶の仕方からお茶室での作法やお茶会に招かれたときのマナー、茶事や文人華(煎茶会の花)の勉強もいたします。
そして、全国のさまざまな地域での煎茶会などの色んなイベントに参加できます。アメリカ(ロスアンゼルス・ハワイ)や中国(北京・上海)、イギリス、ドイツ、ポルトガル、オーストラリアなどなどで日本文化紹介茶会も参加して頂けます。
このようにお点前の勉強のみならず、さまざまな行事に参加される中で、色々な知識も得ることが出来、知らず知らずのうちに自分の立居振舞から精神的な心構えも変わってくるのがわかります。
このように小笠原流煎茶道では「さりげない あなたのしぐさ もっと 美しく・・・」をモットーとして、 みなさんお稽古に励まれています。
このホームページに関するお問い合わせは seihoukai@ogasawararyuu.or.jp までメールをお送り下さい。